桜平への林道は、標高1700ｍ以上では積雪があり、四駆・スタットレスでなんとか（中）駐車場までたどり着けました。私にとっては硫黄岳登山の核心部です。

上部では１０ｃｍほどの積雪があったようです。この時期にしては嬉しい新雪を踏みしめながらの雪山登山となりました。

オーレン小屋はこの時期営業はしておりませんが、テント場に冬期でも使用可能な仮設トイレが設置されていました。

平日でもあり朝早かったのでトレースがないことを想定してスノーシューを持参していきましたが、夏沢鉱泉のお客様だと思われる方々が朝早くから硫黄岳に登られていて、有難いことにトレースがありました。

硫黄岳の稜線は強風帯で知られていますが、八ヶ岳ブルーの青空が広がる穏やかな天候に恵まれ、快適に登ることが出来ました。

硫黄岳は雪山登山のセカンドステップに位置付けていますが、今回のお客様は雪山３年目、当ガイドプランでも蓼科山、編笠山、天狗岳、金峰山などに登られている経験者でしたので、安心して同行いたしました。

山頂はそれでもやや風があり寒かったので、しばし山頂からの南八ヶ岳の険しい雪景色に酔いしれた後に夏沢峠まで戻りランチをとり、コーヒーを煎れてまったりと過ごしました。

下山も快適に下り、１時間ちょっとで駐車場に戻りました。