八ヶ岳エリア


八ヶ岳連峰


蓼科山 登山 ガイド

蓼科山(たてしなやま)

八ケ岳連峰の最北に位置する、標高2,531mの円錐形状の山。

別名、諏訪富士とも呼ばれる。日本百名山。

一見、独立峰のように見えるが、八ヶ岳連峰と繋がっている。

山頂からは360度の展望がある。

登山ルートは、白樺高原国際スキー場からリフトを利用して、七合目登山口から山頂まで約2時間、大河原峠から山頂まで約2時間、女神茶屋から山頂まで約2時間30分などがある。

山頂には、蓼科山頂ヒュッテ、山頂北東直下に蓼科山荘、大河原峠には大河原ヒュッテといった山小屋がある。

 

 

 

アクセス:白樺高原国際スキー場まで、上信越自動車道佐久南ICより約50分、中央自動車道諏訪ICより約60分。

 


北横岳 登山 ガイド

北横岳(きたよこだけ)

北八ヶ岳の中でも北寄りに位置する、標高2,472mの八ヶ岳唯一の活火山。活火山といっても、噴火警戒レベル対象外。

本来の正しい名称は横岳であるが、南八ヶ岳に同名の横岳があるため、区別するために北横岳と呼ぶ。

最短ルートは、北八ヶ岳ロープウェイの山頂駅から、坪庭と呼ばれる溶岩台地をとおり、70~90分ほどで山頂へ。山頂は、南北に分かれ、北峰のほうがわずかに標高が高い。

山頂からは、双子池へのルートが、大岳経由と亀甲池経由のルートが続いている。

山頂近くに北横岳ヒュッテがある。

 

 

アクセス:北八ヶ岳ロープウェイ(ピラタス蓼科スキー場)まで、中央自動車道諏訪ICから車で約60分。茅野駅から路線バスも運行している。

 


縞枯山 登山 ガイド

縞枯山(しまがれやま)

北八ヶ岳の茶臼山の北側にある標高2,403mの山。

縞枯山は、名前の由来にもなっている縞枯れ現象がみられ、一帯は、学術的にも価値の高い樹木群である八ヶ岳縞枯山植物群落保護林として保護されている。
縞枯れ現象とは、亜高山帯針葉樹林のシラビソ・オオシラビソが帯状に枯れ、その縞枯れの帯が、山頂に向かって長い年月をかけ移動していく現象。

北八ヶ岳ロープウェイの山頂駅(標高2,240m)から標高差約200m足らずで、急登ではあるが、約1時間ほどで山頂に立てる。茶臼山からは約40分ほど。山頂は眺望はなく、茶臼山からの途中にある展望台から雄大な眺望を楽しむことができる。

ロープウェイからほど近いところに、三角屋根の山小屋「縞枯山荘」がある。

 

アクセス:北八ヶ岳ロープウェイ(ピラタス蓼科スキー場)まで、中央自動車道諏訪ICから車で約60分。茅野駅から路線バスも運行している。

 

 


茶臼山

茶臼山(ちゃうすやま)

北八ヶ岳の麦草峠の北側にある標高2,383mの山。

茶臼山という名前の山は、全国で200以上あり、その形状がてん茶を抹茶に挽く「茶臼」に似ていて、富士山のような末広がりの形の山を全般に呼んでいるのが由来。

登山道は、麦草峠から茶臼山、縞枯山、坪庭へと南北に通り、

標高2,127mの麦草峠(志賀高原の渋峠に次ぐ日本で2番目の高所の国道299号線が通る)からは、標高差約250mほどで、比較的短時間で茶臼山の頂上に立てる。山頂からは晴れていれば、八ヶ岳連峰の雄大な眺望を楽しむことができる。一帯はシラビソ、オオシラビソ、コメツガなどの針葉樹の森に囲まれ、北八ヶ岳自然休養林に指定され、周回コースも整備されている。春から夏はコケや高山植物の観察、秋の紅葉、冬はスノーシューなどが楽しめる快適なトレッキングエリアとして親しまれている。麦草峠には、北八ヶ岳最大の草原に囲まれた山小屋「麦草ヒュッテ」がある。麦草峠付近には、有料と無料の駐車場(トイレ有り)がある。

 

アクセス:麦草峠まで中央自動車道諏訪ICから約60分、中部横断自動車道八千穂高原ICから約40分。夏季のみ茅野駅から路線バスがある。(麦草峠、国道299号線は冬季閉鎖)

 


にゅう 登山 ガイド

ニュウ

北八ヶ岳の白駒池の南東に位置する標高2,352mの山。

数ある八ヶ岳の中でも一風変わった名前の山。名前の由来は諸説あるが、刈り取った稲を円錐形に積み上げたものを「にう「にお」というが、その形に似ていることがそのひとつ。

稲子湯の登山口から山頂まで4時間ほど。この山だけを単独で登るというよりは、白駒池周回ハイキングとセットで登ったり、縦走の途中に寄ったり、天狗岳とセットで登られることが多い。

白駒池からの途中には白駒湿原やにゅうの森などの見所がある。山頂は岩場で開けていて展望がある。白駒山荘や青苔荘から90分、黒百合ヒュッテから60分ほど。白駒池へは、麦草峠から30分、白駒池駐車場から15分程度。

 

アクセス:麦草峠又は白駒池駐車場まで、中央自動車道諏訪ICから約60分、中部横断自動車道八千穂高原ICから約40分。夏季のみ茅野駅から路線バスがある。(国道299号線は冬季閉鎖)

 


天狗岳 登山 ガイド

天狗岳(てんぐだけ)

八ヶ岳主稜線のほぼ中央に位置する、北八ヶ岳の最高峰。双耳峰で、標高は、東天狗岳が2,640m、西天狗岳の方が2,646mと少し高い。東天狗は山頂付近は赤茶けた岩場で「赤天狗」、西天狗は、山頂付近までハイマツの緑がある穏やかな山容で「青天狗」と呼ばれた。

登山ルートは、西側から登るには、渋の湯又は唐沢鉱泉から黒百合ヒュッテを経由するコース、唐沢鉱泉から西天狗に向かうコース、桜平から夏沢峠を経由するコースがある。

東側から登るには、稲子湯からしらびそ小屋・中山峠を経由するか、しらびそ小屋・本沢温泉・白砂新道を経由するコースなどがある。西側からのアプローチの方が所要時間は短く、山頂まで3時間半~4時間程度。黒百合ヒュッテから山頂への道は2通りあって、西側のコースの途中にはスリバチ池、天狗の奥庭と呼ばれる場所がある。

山小屋は、山頂まで90分と近いのは黒百合ヒュッテ、その他90分~120分圏内に、南側のオーレン小屋、西側にはしらびそ小屋、本沢温泉小屋などがある。山小屋や登山口に温泉の多い初心者向きの人気の山。

アクセス:渋の湯、唐沢鉱泉まで、中央自動車道諏訪南IC又は諏訪ICから約60分、渋の湯には中央本線茅野駅から路線バスも運行されている。 稲子湯へは、中央自動車道須玉ICから約70分、中部横断自動車道八千穂高原ICから約30分。稲子湯には小海線小海駅から路線バスも運行されている。

 


硫黄岳 登山 ガイド

硫黄岳(いおうだけ)

八ヶ岳主稜線上にある南八ヶ岳の北端に位置する、標高2,760mの山。

八ヶ岳が火山であることを物語る、巨大な爆裂口があることで知られる。

山頂の南側鞍部は、キバナシャクナゲやウルップソウ、コマクサなどの高山植物の群生地となっている。

登山ルートは、西側から登るには、桜平登山口からと美濃戸口から、東側は稲子湯からがあるが、桜平登山口から登るのが最短で、約2時間半ほどの行程である。

山小屋は、山頂の南側主稜線上にある硫黄岳山荘、美濃戸口からのルート上にある赤岳鉱泉、また、桜平登山口からのルート上に夏沢鉱泉、オーレン小屋、夏沢峠にある山びこ荘、ヒュッテ夏沢と数多い。

アクセス:桜平登山口まで、中央自動車道諏訪南IC又は諏訪ICから約60分。路線バスは運行されていない。

桜平登山口にある駐車スペース(桜平上)は広くなく、その少し下に広い駐車場(桜平中)がある。

 


横岳 登山 ガイド

横岳(よこだけ)

八ヶ岳主稜線上の赤岳の北側にあり赤岳に次いで高い。横に長い稜線上にいくつもの峰を連ね、その最高峰が奥の院で標高2,829m。

西側は大同心、小同心といった岩峰の大岩壁になっていて、バリエーションルートの対象となっている。

硫黄岳から横岳の稜線は、八ヶ岳の中でも高山植物の種類が豊富な場所で、国内でも希少な種類や固有種も見られる。特に6月下旬から8月上旬が見頃。

 

登山ルートは、赤岳か硫黄岳から経由するか、西側からは美濃戸口から行者小屋を経由して地蔵尾根から登ることになるが、最短ルートは、東側の杣添尾根からで登り3時間半~4時間ほど。山頂付近の稜線上は梯子や鎖場が連続する。

山小屋は、主稜線上の北側に硫黄岳山荘、南側に赤岳展望荘がある。

アクセス:杣添尾根ルートの横岳登山口は、中央自動車道須玉IC又は小淵沢ICから約50分、中部横断自動車道八千穂高原ICから約40分。駐車場は7-8台ほど。

 

赤岳 登山 ガイド

赤岳(あかだけ)

八ヶ岳連峰の最高峰2,899m。

山頂は北峰と南峯に分かれ、長野県と山梨県の県境に位置する。

山名は、赤茶色の山肌に由来する。

登山コースは、山頂から東側に県界尾根ルート、南東側に真教寺尾根ルート、南側の権現岳からキレットを経ての縦走路、横岳で紹介している杣添尾根からのルートで北側からの縦走路があるが、何れも上級者向き。西側の美濃戸口から南沢、行者小屋を経て、文三郎尾根を登るのが一般的で、赤岳山荘から往復8~9時間ほど。美濃戸口からだと10~11時間かかる。

 

山小屋は、山頂に赤岳頂上小屋、北側山頂直下に赤岳展望荘、西側に行者小屋がある。

アクセス:美濃戸口までは、茅野駅から路線バスがあり、新宿からもバスがでている。車では中央自動車道諏訪南ICから約20分。駐車場あり。さらに赤岳山荘まで車が入れるが車高の高い車が推奨されている。駐車場は何れも有料。

 


阿弥陀岳 登山 ガイド

阿弥陀岳(あみだだけ)

赤岳の約1 km離れた、八ヶ岳主稜線から西に外れたところに位置し、標高は赤岳、横岳に次いで高い、標高2,805mの山。

山頂には阿弥陀如来の石像が祀られている。

山頂からの展望は、360度望め、まじかに見える赤岳をはじめ、横岳の西壁、遠くには蓼科山や権現岳など八ヶ岳連峰全体が望める。

御小屋尾根の途中にある御小屋山では、かつて諏訪大社の御柱の木(モミ)が切り出されていた。

登山道は、その御小屋尾根を船山十字路又は美濃戸口から約5時間半、美濃戸山荘から南沢ルートで行者小屋を経て約3時間半のコースがある。

山頂から近い山小屋は、行者小屋、赤岳頂上山荘がある。

 

 

アクセス:船山十字路、美濃戸口ともに、中央自動車道南諏訪ICから約30分。美濃戸口までは、茅野駅から路線バスがある。美濃戸山荘(手前にある有料駐車場)までは、美濃戸口から車で約20分(冬季チェーン規制あり)、歩いて1時間ほど。

 


権現岳 登山 ガイド

権現岳(ごんげんだけ)

八ヶ岳主稜線の南部に位置する、標高2,715mの山。

南東に三ツ頭、前三ツ頭と続く尾根が、南西にはギボシ、ノロシバ、編笠山へのルートが、北には旭岳、ツルネ、キレットを経て赤岳への稜線が延びている。その北側には20mほどの鉄バシコ「源治梯子」がある。

権現岳は古くから信仰の対象であり、山頂付近には桧峰神社の祠が鎮座し、岩塔には鉄鉾があり、かつては八ヶ岳権現と呼ばれた修険道の霊場であったことを物語っている。

登山コースは、天女山から三ツ頭を経て約5時間、小荒間の三ツ頭登山口から約6時間、観音平から編笠山を経て約5時間ほど。

山小屋は、山頂直下に権現小屋があり、1時間あまりのところに南西側に青年小屋、北側にキレット小屋がある。

 

アクセス:天女山にある駐車場(約30台)まで、中央自動車道長坂ICから約30分。(天女山駐車場への県道620号線は冬季閉鎖)

観音平は、「編笠山」を参照。

 


編笠山 登山 ガイド

編笠山(あみがさやま)

八ヶ岳連峰の最南端に位置する標高2,524mの山。

編笠を伏せたように見えるところからこの名がついたと言われる。権現岳に向かう登山道上には「ノロシバ」と呼ばれるピークがある。かつて狼煙台を置いた場所とされている。編笠山山頂付近は森林限界で眺望がよく、 ゴロゴロとした岩塊(輝石安山岩)が見られる。

登山道は、山梨側からは、観音平登山口から約3時間20分ほど、長野側からは、富士見高原ゴルフ場から直接編笠山に登るコースと西岳経由のコースがあり、約4時間ほど。

編笠山の北東側、山頂から20分ほどのところに青年小屋がある。

 

アクセス:観音平登山口までは、中央自動車道小淵沢ICから県道618号(冬季閉鎖)を経由して約15分(駐車場約50台)。JR小淵沢駅からタクシーで20分ほど。富士見高原ゴルフ場までは、中央自動車道小淵沢ICから約15分(ゴルフ場手前に登山者専用駐車場約30台)。タクシーは小淵沢駅から約20分ほど。

 


西岳 登山 ガイド

西岳(にしだけ)

南八ヶ岳最西端に位置する標高2,398mの山。

西岳の西斜面標高1,800m付近には、絶滅危惧種でここと南アルプスの一部にしか生育していないヤツガタケトウヒ群落がある貴重な山。

山頂からは南側東京都北西側の展望があり、南アルプス、富士山、八ヶ岳連峰の一部を望むことがでる。

登山道は、富士見高原ゴルフ場からのコースが一般的。山頂まで約3時間半ほど。編笠山とセットで登れば周回できるルートがある。西岳から編笠山に向かう途中に、青年小屋がある。

 

アクセス:編笠山を参照。

 


霧ヶ峰高原


霧ヶ峰 車山 登山 ガイド

車山(くるまやま)

霧ヶ峰の最高峰、日本百名山でもある標高1,925mの山。

霧ヶ峰高原は、八ヶ岳中信高原国定公園内にあり、東西10㎞、南北15㎞に広がる標高約1,600mの高原。周辺には草原や湿原が広がり、八島湿原、躍場湿原、車山湿原は、霧ヶ峰湿原植物群落として国の天然記念物として指定されている。

特に初夏のレンゲツツジやニッコキスゲが有名。

車山高原スキー場にあるリフトで、山頂付近まで登ることもでき、車山肩駐車場から約50分で登ることができる。山頂では、霧ヶ峰高原が一望でき、山頂には気象レダードームがある。

車山肩周辺には、山小屋「ころぼっくるひゅって」がある。

 

アクセス:中央自動車道諏訪ICから車山高原スキー場や車山肩、八島湿原駐車場へ30~50分。茅野駅から路線バスも運行している。