テント泊に必要な装備


テント泊基本装備


ここでは、テント泊ならではの必要な装備についてまとめています。

 

日帰り登山の基本装備、山小屋泊での必要装備も参考にして、プラス以下の装備が必要になってきます。

登山基本装備(無積雪期)

山小屋泊で必要な装備

⇒テント泊のための基礎知識はこちら

 

装備の左側の印は、◎必ず必要 〇あったほうがよい △あれば便利 を表します。

 

◎テント(レインフライ、ペグ含む)  

キャンプ用ではなく、山岳用のテントが望ましい。山岳用は、風雨に耐える強度があり、軽量でコンパクトなものが多い。

 

△グランドシート

地面とテントの間に敷くシート。石などでテントに穴があくことを防いだり、汚れ防止、防水効果など。

 

〇テント内シート

テント内に敷く薄いマット。テント内全面に敷くことで、地面からの冷気を防いで暖かく過ごすことができる。また、雨がテント内に浸水した場合に、シュラフなどが濡れないようにする役割もある。銀マットなど。レジャーシートでも可。

 

◎シュラフ(寝袋)

テントと同様、キャンプ用ではなく、山岳用が望ましい。山岳用は軽量でコンパクトなものが多く、3シーズン用、夏用、冬用(温度表示など)などで選べる。

 

◎シュラフマット

シュラフの下に敷くマットで、地面の凹凸をやわらげ、地面からの冷気を防ぐ役割がある。マットには空気を入れて膨らませるタイプのものと、ジャバラやロール状のタイプがある。長さもフルサイズからショート丈がある。

 

〇シュラフカバー

シュラフの外側をくるむシュラフ型の防水カバー。テント内が雨などで浸水したときや結露が発生したときに、シュラフが濡れにくくなり、保温力が上がる。防水性・透湿性(ゴアテックスなど)があるものを選ぶ。

  

◎調理道具(バーナー、カートリッジ(ガス缶)、コッフェルなど)、マグカップ、カトラリーなど

山の調理に必要な装備の詳細については、以下を参考にしてください。

「ガスバーナー・コッフェルを使ってみよう」

 

◎食料・食材(夕食・朝食)

具体的なメニューの考え方は、以下を参考にしてください。

「山ごはん計画」

 

◎ゴミ袋

生ごみや残飯なども入れられるようジップロックなどがよい。

 

◎キッチンペーパー

食事の後のコッフェルなど食器を拭くもの。

 

〇虫よけ

〇防寒着

△サンダル

△テントシューズ

△枕

△耳栓

△折り畳み傘

△小型の折り畳み椅子

  

リュック テント泊では1泊で45ℓ以上ぐらいは必要

 

テント泊装備
シュラフ、マット、テントシートなど
テント泊装備
バーナー、コッフェル、ジェットボイルなど


テントについて


テントには、ダブルウォールとシングルウォールの2タイプがある。それそれの特徴は以下のとおり。

 

ダブルウォールは、インナーとアウター(レインフライ)の二重構造になっているテントで、外側のアウターは防水素材で雨を防ぎ、インナーとの隙間から蒸気を逃し結露しにくい構造になっている。また、前室があり、登山靴やゴミ袋などの荷物を置いたり、ガスバーナーが使えたりするメリットがある。

 

シングルウォールは、防水透湿性の素材一枚布で出来ているテントで、軽く、コンパクトで、設営時間も早いものが多い。ダブルウォールより結露しやすいのがデメリット。

 

はじめて登山用テントを選ぶのであれば、オールラウンドに使用できるダブルウォールテントがおすすめ。

 

テント泊装備
エスパース テント・ポール・フライなど
テント泊装備
エスパース2-3人用