スノーシュー基本装備

初めての方のためのスノーシュートレッキングに必要な装備


基本装備


当ホームページで募集する体験型スノーシューやスノーシュートレッキングなどでは、標高の高い山の稜線や森林限界を超えた場所へは行きません。せいぜい標高2000m前後の樹林帯の中を歩くのがメインとなります。そのため本格的な雪山装備をお持ちでない場合でも、代用品などで補うことができる場合もあります。また、スキー場(ピラタス蓼科スノーリゾート、富士見パノラマリゾート)での集合の場合は、レンタル品も充実しており、装備を買い揃えなくても参加可能です。

スノーシュートレッキングでの基本的な装備と役割をまとめましたので、参考にしてください。

 

※スキー場でのレンタル品は、コロナの影響等により一部レンタルを見合わせている場合がありますので、詳細はスキー場ホームページ等でご確認ください。

 

※左端の印は、必要度合いを示しており、以下の凡例のとおり。 

◎絶対に必要  〇必要  △有れば便利 

<装備>

◎帽子   

寒さ対策として耳まで覆える保温性の高いニットキャップ。

現地レンタル有。

◎手袋   

防水のためのアウターと保温性のためのインナーの組み合わせ。(一体型のものでも可。スキー用グローブでも可。)

現地レンタル有。

◎ウェア  

雪山のウエアも夏山と同様にレイヤリング(重ね着)が重要。アウターレイヤー、ミドルレイヤー、ベースレイヤーの3層構成が基本。⇒レイヤリングについては、こちら。

アウターは、防水性、透湿性機能のあるゴアテックス素材などのものがおすすめ。(スキーウェアやスノーボードのウェアでも可。無い場合は、防風性、防水性、透湿性のあるレインウェアでも可。)

現地レンタル有。

ベースレイヤーは、透湿性のあるウール素材などを着用したい。      

◎パンツ  

ウェアと同様、冬用パンツに加え、ベースにタイツなど、アウターにオーバーパンツなどを備えたい。(アウターは、スキーウェアやスノーボードのウェアでも可。ない場合は、防風性、防水性、透湿性のあるレインウェアでも可。)

現地レンタル有。

◎靴    

有れば冬用登山靴、無ければ防水性でハイカットの登山靴。(登山靴が無い場合は、スノーブーツでも可。)

現地レンタル有。

◎靴下  

厚手のもので、透湿性のあるウール素材など。

◎リュック

夏山で使用しているもので可。

◎サングラス 

雪面から照り返す紫外線対策。ゴーグルでも可。

現地レンタル有。

◎スパッツ 

雪の侵入を防ぎ、保温効果を高めてくれるアイテム。雪山用の長尺のもので、防水性のあるもの。アウターにインナースパッツが付いていれば不要。

◎スノーシュー 

無料レンタル可能

◎ストック   

歩行のバランスをとる必需品(バスケット付)。I型2本が基本。 

無料レンタル可能

 

スノーシュー ストック
持ち手がI型のストック
スノーシュー ストック
雪用バスケットを装着する

 

<持ち物>

◎水分

保温性の高いテルモスに入れて持参。温かい飲み物が入れられる保温性のある水筒がよい。冬山でも意外と汗をかくので、夏と同様の量が必要。⇒夏山の水の量を参照。

※ペットボトルなどの飲料水は寒さで凍ってしまう。

◎行動食(携行食) 

おにぎりなどは凍ってしまうので、パン、カロリー食、お菓子(特に甘いもの)などを携行。

〇タオル

〇ティッシュ 

〇健康保険証コピー

〇救急医薬品

〇日焼け止め  

雪面の照り返しによる紫外線対策。夏山以上に必要。

△ 時計

△ カメラ

△ ヘッドランプ

△ゴミ袋

△使い捨てカイロ

 


NEW!  感染症予防策として新たに追加を推奨する装備・持ち物

マスク(バフ、バンダナ等)

携帯用アルコールジェル

ジップロック(ゴミ袋として)

ティッシュ又はトイレロール(咳・くしゃみ、鼻水は、ティッシュまたはトイレットペーパーにしてジップロックのゴミ袋へ)

 

※詳細はこちらを参照「新しい登山様式」


スノーシュー


スノーシューとは、西洋式カンジキで、日本のカンジキ(ワカン)よりも、接地面積が大きいため、浮力が強く働き、足が雪に沈みにくくなる。ブーツ(登山靴など)を履いて装着する。通常ストック2本とセットで使用する。

 

一般に靴で雪道を歩こうとすると、雪が深いと足が沈んで歩き難くなるが、スノーシューを装着していれば、足が雪に埋まらずに歩けるようになり、疲労も軽減してくれる便利な道具。

 

靴にスノーシューを装着するビンディングは、スノーシューによって、ストラップ式、ラチェット式などがある。また、スノーシューの種類は大きく分けて2種類あり、緩斜面を歩くタイプと、もう一つは急斜面を登る登山用とがある。登山用のものは、クランポンという雪面をグリップさせ、滑りを防止する爪が、スノーシューの裏や側面についている。

 

斜面を登る際に、スノーシューの面を水平に近づけ、ふくらはぎへの負担を軽減してくれる、ヒールリフターがついているものがおすすめだ。

 

 スノーシューの歩き方についてはこちらに掲載しています。