山の紅葉情報

紅葉の見頃予想


一般的に、紅葉は最低気温が8℃以下になると始まり、朝の最低気温が5以下の日が続くと、もっとも美しい紅葉が見られると言われている。

 

日本の紅葉は世界一とも。それは、紅葉をする落葉広葉樹が多く、寒暖の差が大きいためだ。

 

紅葉も桜前線と同様に「紅葉前線」と呼ばれ、桜前線とは逆に日本列島を北から南へと進んでいく。その移動速度は、桜前線より遅く時速約1km(日24Km)と言われている。

 

気温の違いから標高差でも紅葉の時期は異なってくるが、標高差による平均的な速度は1日だいたい50mと言われている。

最近では温暖化の影響か、その速度は少し遅くなっているようで、2019年の実績から算定すると、1日25mほどとなった。これをもとに八ヶ岳とその周辺の山での標高ごとの紅葉の見頃時期を予測したものを以下の表にまとめてみた。

 

※表の11/2以降が実績値で、そこから遡って各標高の見頃の時期を算定した。白駒池などの一般的な見頃の時期とほぼ一致する。また、それぞれの時期の最低気温を調べるとほぼ8℃以下となっている。

※この表は2019年の実績から算定したもので、その年の気象条件によって紅葉の見頃の時期は前後する。

この表から、例えば瑞牆山の山頂付近では、10月上旬頃が紅葉の見頃となるが、登山口付近では10月下旬となり、10月上旬から下旬の間に瑞牆山に登るとコース上のどこかで紅葉が見られるという理屈になる。

 

但し、同じ標高でも紅葉する時期は木の樹種によって多少異なり、サクラ類は早い時期に紅葉し、ナラやカラマツは時期が遅いという特徴がある。そのためその山で優先する樹種によっても紅葉の見頃の時期は変わってくるであろう。

 

美しい紅葉の条件


紅葉は樹木の育つ場所やその年によっても当たり外れがある。

その樹木の生えている環境やその年の気象条件などによっても、紅葉の見栄えに影響をおよぼしている。

 

紅葉が美しく色づく条件は、

・気温の急な寒暖差がある日が続くこと。

山間部や盆地などは寒暖差が激しいため美しい紅葉を見ることができると言われている。

・日光が当たることも美しい紅葉をもたらす条件のひとつ。

紅葉を促進する植物の葉に含まれるアントシアニンは、日光の刺激により合成される。

 

・ある程度の水分も必要。

渓流沿いや滝などの水辺の近くでは適度な水分が葉に保たれるため、生き生きとした紅葉になる。

 

一概に気温が下がれば美しい紅葉が見られるというわけでもないようだ。