赤岳登山 ガイド山行記
地蔵尾根から登る赤岳
9月の中旬、赤岳にお客様をお連れしました。
行者小屋から文三郎尾根を登下降するのが基本行程ですが、今回はお客様のご要望で地蔵尾根を登り、文三郎尾根を下るコースをとりました。
首都圏から深夜バスで来られたお客様は、八ヶ岳山荘で仮眠をとり、早朝に合流し美濃戸のやまのこ村の駐車場まで同行しました。八ヶ岳山荘からの約1時間の林道歩きが短縮できます。
行者小屋までは、早朝の木漏れ日がまぶしい南沢コースを歩きました。
行者小屋からは、文三郎尾根よりやや難易度が上がる地蔵尾根を登りました。急峻な尾根には梯子やクサリ場が連続し、高度を上げていくにつれ背景には日本アルプスの眺望が、右前方には目指す赤岳が姿を現します。
地蔵の頭から赤岳展望荘を通り、赤岳山頂を目指しました。
コースタイムは少しオーバーしましたが、無事赤岳山頂を踏むことができました。山頂で記念撮影を撮り、昼食をとった後に、文三郎尾根を下りました。
下りが苦手というお客様でしたので、下りの歩き方のコツをお伝えし、実地練習をしながら下山しました。
行者小屋付近では、早くもダケカンバやナナカマドの葉が少し色付いており、秋の訪れを感じる山行でした。
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