北アルプス・唐松岳 雪山コース情報
北アルプスの雪山デビューコース
雪を纏った北アルプス深部に身を置く充実感！
雪山初心者にとっては、北アルプスの雪山はハードルが高いが、３月下旬以降の残雪期であれば、それも夢ではない。唐松岳も天候に恵まれれば、北アルプス雪山デビューに相応しいコースのひとつだ。４月中旬頃から下部は積雪も減り夏道が見えてくるところもあるが、上部は積雪も豊富でＧＷ頃まで雪山登山が楽しめる。ゴンドラとリフト２本を乗り継いで、八方池山荘から歩き始めるのも有難い。山頂直下には唐松岳頂上山荘もあり、何れかの山小屋に１泊して八方尾根を往復するとよい。
白馬八方尾根スキー場のゴンドラ・リフトをを利用し、八方池山荘から歩き始める。東西に延びる長大で広々とした八方尾根を約３時間３０分ほど歩き唐松岳頂上山荘へ。山荘から約３０分で唐松岳のピークを踏むことができる。
歩きはじめは尾根上のケルンが目印となる。八方池（この時期は雪に覆われている）の近くにある第３ケルンを過ぎると、尾根は徐々に左に（南方向に）カーブし、ダケカンバ帯を過ぎたところで今度は右に（西方向）に折れ急斜面を上がるようになる。
尾根伝いの急な道を進み、丸山という
ドーム状のピークを越え、その後は痩せた尾根が続いていく。
縦走路（主稜線）に出る手前で夏道は左側にトラバースするが、積雪期は尾根上を直登する。
主稜線にでると唐松岳頂上山荘があり、右手に見える唐松岳を往復する。
八方尾根を登っていると、右手に白馬三山、左手に五竜岳。鹿島槍ヶ岳がよく見え、雪をまとったアルプスの山々に胸が躍る。さらに唐松岳山頂に立てば、白銀に染まる北アルプスのどこまでも続く深い山並みに息を呑むことだろう。
＜コースデータ＞
コース：八方池山荘～（3時間40分）唐松岳頂上山荘～（30分）唐松岳山頂～往路下山
コースタイム：登り４時間、下山３時間２０分
高低差：八方池山荘（1830ｍ）、唐松岳山頂（2696ｍ）、高低差８７０ｍ
アドバイス：
・登りは終始尾根伝いに進む。
・八方尾根は広い尾根なので、視界が悪い時、特に下山時は支尾根に入り込まないよう注意を要する。
アクセス：白馬八方尾根スキー場、ゴンドラ「アダム」～アルペンクワッド～グラードクワッドと乗り継ぎ、八方池山荘へ
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