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積雪情報2022 八ヶ岳Part1

積雪情報2022  八ヶ岳

八ヶ岳 積雪情報
権現岳稜線から赤岳方面をのぞむ(2022/11/25)

2022年11月25日(金)に編笠山、権現岳に行ってきましたので、積雪状況についてお伝えします。

11/23(水・祝日)に1日中降り続いた雨は、標高の高いところではまとまった積雪となりました。編笠山の登山道では、標高2200m以上から積雪が見られ、多いところで20-30cmほどありました。権現岳方面の稜線はまだ夏道やクサリは出ていましたが、もう一降りしたらノロシバからの夏道やクサリは埋もれ権現岳への登山道は通行不可となることでしょう。

 標高2200mより下には積雪はありませんでしたが、凍結箇所も有り滑り止めは必須です。

八ヶ岳 積雪情報 2022
編笠山の登山道 標高2350m付近の様子

観音平からの編笠山への登山道では、押手川を過ぎると積雪が急に増えます。

11/23の日は、気温がそれほど低くなかったため、標高の低いところでは雨、標高2300m以上では積雪が多くなっていました。

 

 

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編笠山山頂
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編笠山から青年小屋の登山道から見た権現岳(ギボシ)

編笠山山頂から青年小屋への北斜面の登山道は特に積雪が多くなっていました。

 

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権現岳西峰(ギボシ)

青年小屋からノロシバまでの積雪はそれほどではありませんでしたが、その先の権現岳までの稜線は積雪が多くなっていました。

12本爪アイゼンとピッケルは必須。

まもなくクサリも埋もれ(凍結して)使えなくなる日はそう遠くはなさそうです。

権現岳に登る場合は、冬期は天女山登山口からが一般的です。

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権現岳山頂と富士山遠望
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三ツ頭への登り返しから見た赤岳・阿弥陀岳

 

権現岳山頂から天女山登山口方面に三ツ頭まで下りましたが、権現岳~三ツ頭の鞍部は特に積雪が多く、トレースがないと苦労させられます。

11月末までは気温もそれほど低くならないため、この雪は少し融けて行くと思われますが、12月に入ると寒気の影響で急に気温が低下する予報となっており、12月からは本格的な雪山シーズンを迎えることでしょう。

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権現岳山頂付近から権現小屋・ギノシを見下ろす。