積雪は標高1800ｍくらいまではほとんどなく、その後2100ｍくらいまでは凍結した道が続いていました。通常であればもっと上部でアイゼンを装着するのですが、この日は1900ｍくらいからアイゼン装着となりました。

お客様は今年初の雪山で、１２本爪アイゼンの感触を確かめるように歩かれていました。通常よりアイゼン歩行が長くなり、よいトレーニングになったようです。

その後標高2100ｍくらいから積雪が多くなり、雪山らし装いになりました。

森林限界を越えると日射により積雪は少なく岩がほぼ露出していて、夏山のような状態でした。敢えてアイゼンを装着したまま岩場のアイゼン歩行の練習をしながら登りました。

ほぼコースタイム通りに山頂に到着しました。土曜日とあって大勢の登山者が訪れていました。お客さまは山頂でゆっくりランチをとりながら、３６０度のパノラマに酔いしれていました。

あまりの暖かさについつい長い居をしてしまい山頂に１時間ほど滞在し、下山しました。

来週の降雪予報に期待したいところです。