この日は朝から低い雲が垂れ込めていて、標高を上げるにつれて雲の中に入りガスに覆われてました。

午後からは風も強まり降雪が予報されていたため早めの行動が求められました。

傾斜が急になるコース半ばくらいから軽アイゼンを装着しました。今回のツアーでは、冬靴やアイゼン歩行に慣れるというのもテーマのひとつです。

山頂駅を経由し、坪庭あたりに差し掛かった時には、霧で視界は悪い状況でした。

坪庭周辺も雪に覆われ、岩や木々にエビのしっぽが２０cmほど発達していました。

標高を上げて行くと、徐々に風も強まり、時折小雪が舞う天気となりました。

北横岳ヒュッテ前で休憩後、山頂アタック。山頂手前の樹林を抜けると強い風が吹き付ける中、全員で山頂に登り詰めました。山頂からは全く視界がなく、風も強いため、すぐに北横岳ヒュッテに戻りランチタイムとしました。

小雪が舞い、天候も荒れ気味になる中、下山となりました。

「軽アイゼンは初めてでしたが、基本から丁寧に教えていただき楽しんで登ることができました。

リピーターの方が多いのに納得するとともに、初めてでしたが分け隔てなく参加でき良かったです。」

「天気はあいにくでしたが、これまで雪山は晴天のときだけでしたので、逆によい経験となりました。また別のツアーにも参加させていただければと思います。」

（３０代男性Ｍ.Ｎ様）