硫黄岳登山ツアー
今年の硫黄岳ツアーは大雨や台風などで中止が続いておりましたが、9月に入ってやっと実施できました。ここのところ途中下山の多かった中で、今回は無事全員で登頂することが出来ました。
当日の天候は晴れ予報でしたが、山の上部にはガスがかかり、くもりで時々晴れ間が見られる状況でした。
今回のツアーでは、1週間前に週間予報で天気が良くないという理由で2名の方がキャンセルされました。
1週間前の予報はほとんど当たらないという現状の中で決断が早すぎます。ましてや山の天気など2₋3日前でもなかなか当たらないというのに。
当ガイドプランでは、多少の雨でも実施することを基本としています。今回の硫黄岳は特に登山スキルを学び直すという趣旨ですので、雨の日の登山も登山スキルを養うひとつの絶好のチャンスと捉えています。現場での天候判断やレインウェアの着用、濡れた岩の上の歩き方などスキルを高める要素が沢山あります。晴れていないと登山をしないとう方は、登山スキルを高める上で限界を感じます。
森林限界で、それ以上進むか勇気ある撤退をするかの天候判断のお話をしました。
この日は問題なく山頂を目指しました。
山頂では霧に覆われていましたが、苦しい登りに耐えて全員無事登頂。
赤岩の頭に下っていくと霧は晴れ、南八ヶ岳の全貌が姿を現しました。頑張った甲斐がありました。
その後下山では読図のポイントなどを学びながらオーレン小屋へと戻りました。
参加者の声
ご参加いただいた方からの今回の山行のご感想を紹介します。
「トレーニングのアドバイスを事前にいただけた。」
「トレーニングを行う点などのアドバイスを先に頂けたことがよかったです。休憩などの時間が短くて最初戸惑いましたけど、つらいと感じることもなかったので、引き続き、トレーニングを頑張ろうと思います。なかなか2000m越えの登山に参加でできていなかったので自信になりました。
今後は、次のステップの山を目指して、また、参加させていただきたいと考えております。今回はありがとうございました。」(50代女性)
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