ライチョウを求めて木曽駒ヶ岳へ

2025年8月2日(土)に木曽駒ヶ岳にお客様4名をお連れしました。天候もよく、土曜日とあって菅の台バスセンターは長蛇の列でしたが、臨時便も増発されほぼ行程通りに登れました。

木曽駒ヶ岳はロープウェイを利用すれば、1時間半ほどで山頂を踏むことが出来ますが、とはいっても標高3000m級の高山環境では一端天候が崩れると激しい風雨に見舞われることもあります。
この日も午後から雷雨が予報されていましたので早めの行動を心掛けました。

ロープウェイ山頂駅は既に2600mを越えています。千畳敷カールを登り詰め、中岳から一端下り木曽駒ヶ岳山頂を目指しました。
カールには高山植物のお花畑が広がり、木曽駒ヶ岳に登る斜面では、少し時期が遅いコマクサと特産種のヒナウスユキソウがかろうじて見られました。
今回のお客様は、登頂はもちろんのこと、ライチョウを是非見たいと楽しみにされていました。


木曽駒ヶ岳では昨年までライチョウ復活の保護増殖活動が行われており、100羽以上の個体が生息しています。
この日も木曽駒ヶ岳に登る斜面で、ライチョウの親子とメス一羽と2回見ることができました。
無事登頂、記念撮影、山座同定、ランチタイムと山頂で過ごし、往路を下山しました。
参加者からは、「木曽駒ヶ岳の季節の植物や雷鳥の生態などについて、 詳しくお話しいただきとても充実した時間となりました。雷鳥も実際に見ることができ、 みんなとても感動しておりました。一緒に探してくださったおかげです。 私たちだけでは見つけることはできなかったと思います。 ありがとうございました。(20代女性)」とのコメントをいただいております。
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